空港ラウンジサービスは、ゴールドカード以上のクラスに付帯するサービスです。この機能が付帯しているカードなら、ラウンジの受付でカードを提示することにより、空港に設置されたラウンジを利用することができます。
ラウンジ内には、飲み物やスナック菓子などが置かれているほか、インターネットの接続サービスもあります。ちなみにネットは、空港によって無料だったり有料だったりとさまざま。無料で利用できるのに、パスワードをカウンターで発行してもらわないといけない空港もあります。
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↑ヒースロー空港のラウンジ
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ネットを使う場合の料金など、詳しいことは受付係に聞けば教えてもらえます。成田空港のラウンジは、受付の方にパスワードを発行してもらってネットをすることができます。
ロンドンのヒースロー空港は、1時間5ポンド前後でラウンジ内にあるいくつかの無線LANの業者と契約してネットをする形です。ただ、外国の場合は、日本ほど通信速度が速くないことが多いので、あまり期待しない方がいいと思います(笑)時々速度が速くなりますが、有料なのに混み合っているのが原因なのか、YahooのTOPページ表示まで3分くらいかかりました(怒)!まぁネットがあるだけマシで、発展途上国のラウンジなどはネット環境なんてない場合があります。
でも、飲み物や食べ物が無料(アルコールは課金されるラウンジもある)なので、ネットなんてしなくても無料で軽食を取りながら、搭乗までの時間を静かで落ち着けるラウンジで過ごすのは、ぜいたくな気分を味わえると思います。
▼ すべてのラウンジに入れるわけではない
ゴールドカードに付帯するラウンジサービスは、基本的に国内の空港のみを対象としているので注意してください。国内で利用できる主な空港のリストは以下の通り。
・新千歳空港
・仙台空港
・羽田空港
・成田国際空港
・小松空港
・中部国際空港
・大阪国際空港(伊丹空港)
・関西国際空港
・神戸空港
・広島空港
・福岡空港
・新北九州空港
・鹿児島空港
・那覇空港
海外のラウンジサービスが付帯しているカードもありますが、ハワイや韓国のみのカードがほとんどになります。また、国内ラウンジでも、サクララウンジなど、いわゆるファーストクラスなどの搭乗者向けの、航空会社の上客層ラウンジには入ることができません。
では、世界中の空港ラウンジを利用したい場合はどうすればいいかというと、専門のラウンジプログラムに入会するのが手っ取り早いと思います。
ラウンジプログラムのメンバーになれば、ゴールドカードを持っていなくでも空港ラウンジを利用できます。
▼ 世界中で利用したいならプライオリティパス
世界90ヵ国275以上の都市で空港VIPラウンジを利用できるサービスが
プライオリティ・パスというものです。このメンバーになれば、ゴールドカードをもっていなくても、プライオリティ・パスのメンバーズカードを提示すれば、空港のラウンジに入ることができます。
↑メンバーズカード
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また、通常なら航空会社のラウンジ・プログラムの会員だけが利用できる米国100ヵ所のラウンジも利用可能です。ビジネスでもプライベートでも、空港での待ち時間は必要なものが全てそろった静かで落ち着いたスペースで、リラックスしたひと時を過ごせます。カードの券面は話題!?(笑)のブラックカードで、エンボスの文字はゴールドなので高級感あふれるカードデザインです。
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メンバーのステータスは3種類あり、それぞれ年会費や特典が異なりますが、分かりやすいように以下に表でまとめてみました。
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スタンダード会員 |
スタンダード・プラス会員 |
プレステージ会員
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年会費 |
USD 99.00 |
USD 249.00
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USD 399.00 |
ラウンジ利用料金 |
USD 27.00 |
10回まで無料 以降 USD 27.00
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全て無料 |
同伴者利用料金 |
USD 27.00 |
USD 27.00
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USD 27.00
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▼ プレミアムカードなら年会費が無料
世界中の空港ラウンジを利用できる便利なサービスとはいえ、プライオリティ・パスの会費は高い!と思われる方がほとんどだと思います。私も、紹介しておきながらあまり申込む気がしません(笑)
でも、私は一応「プレステージ会員」のメンバーになっています。どういうことかというと、実は、このプライオリティ・パスですが、プレミアムカード会員だと、無料で入会することができます。
プレミアムカード一覧
セゾンのプラチナカードは、年会費が21000円ですが、プライオリティ・パスの年会費よりも安いので、セゾン入会後にプライオリティ・パスのメンバー登録をすれば、あっという間に、元を取れてしまいます。
また、セゾンのプラチナはコナミスポーツクラブで優遇を受けられたり、世界約300ヵ所以上の格式あるこだわりのホテルを、会員限定の特典付で利用できるスモール・ラクシャリー・ホテルズ、世界150ヵ国以上、8,100の拠点で、利用できるレンタカーサービスのハーツ No.1 クラブゴールドも年会費無料になるなど、プラチナカードの中では年会費に対するリターンが大きいカードだと思います。
▼ 2008年ラウンジ・オブ・ザ・イヤー
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プライオリティ・パスのメンバーの選考により2008年のラウンジ・オブ・ザ・イヤーは、ヒューストン空港ターミナルEにあるコンチネンタルプレジデントクラブが選ばれました。このラウンジは、ただものではなくなんと今回で3回目の受賞です。プレジデントクラブは、ラウンジ・オブ・ザ・イヤーが始まった2005年に1位を受賞し、2006年も同賞を受賞しています。2007年は、リニューアルしたてのニューアーク空港のコンチネンタルラウンジに1位の座を奪われましたが、2008年度には1位を取り返す結果になりました。
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アジア地区では、シンガポールのチャンギ空港のスカイビューラウンジが、2年連続ラウンジ・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
ラウンジ・オブ・ザ・イヤー 2008 - ワールドワイド:
Continental Presidents Club, Terminal E, George Bush
Intercontinental Airport, Houston TX, USA
ラウンジ・オブ・ザ・イヤー 2008 – ヨーロッパ地区:
Swiss-Lounge, Y Terminal, EuroAirport, Basel-Mulhouse,
Switzerland
ラウンジ・オブ・ザ・イヤー 2008 – 中近東 アフリカ地区:
Dilmun Lounge, Bahrain International Airport, Bahrain
ラウンジ・オブ・ザ・イヤー 2008 – アジアパシフィック地区:
The Skyview Lounge, Terminal 1, Changi Airport, Singapore
ラウンジ・オブ・ザ・イヤー 2008 – 南米地区:
SUMAQ VIP Lounge & Business Center, Jorge Chavez International Airport, Lima, Peru