ピンクパンサー 1960年代

第1作目の『ピンクの豹』は1963年にデヴィッド・ニーヴン演ずる英国貴族のリットン卿を中心に、ロバート・ワグナー、キャプシーヌ、クラウディア・カルディナーレら美男美女スター競演のロマンティック・コメディとして製作されました。

ピーター・セラーズが演じたパリ警察のクルーゾー警部は準主役格ではありましたが、コメディリリーフの三枚目キャラクターで、最後にはファントムの罪を着せられて逮捕されてしまう引き立て役でした。

原題の「ピンク・パンサー」とは劇中に登場するダイヤモンドの名称で、そのダイヤをイメージしたピンク色の豹のアニメキャラクターがオープニングで主題曲『ピンク ・パンサーのテーマ』をバックに登場しました。

しかし、このクルーゾー警部のキャラクターが大好評であった為、翌1964年にはクルーゾーを主役とした第2作『暗闇でドッキリ』が製作されます。

クルーゾーがパリ警察の警部である以外は前作からの継続性はなく、登場人物も共通しないので、続編ではなくスピンオフ作品と位置付けられました。

劇中に「ピンク・パンサーという名のダイヤモンド」は登場せず、主題曲も『ピンク・パンサーのテーマ』ではありません。オープニングアニメにも「ピンクの豹のキャラクター」は登場しませんでした。

しかし、クルーゾーの上司ドレフュスや使用人のケイトー、フランソワ刑事ら後のシリーズのレギュラーキャストに加え、毎回役を変えて出演するグレアム・スタークも同作で初登場し、内容面でもシリーズのスタイルは同作においてほぼ確立。

題名に「ピンク・パンサー」とは付いてませんが、一般にシリーズ第2作とされています。

この2作は世界的にヒットしましたが、監督のエドワーズとセラーズの関係は良好ではなく、シリーズは長い空白期間を迎えることとなります。

シリーズの歴史
1960年代
1970年代
ピーター・セラーズ死後



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