ピンクパンサー 1970年代

1975年、11年振りの第3作『ピンク・パンサー2』がイギリス映画として製作されました。1970年代前半はエドワーズもセラーズも不振の時期で、共に活路を求めてのシリーズ再開となります。

ピンク・パンサー2』は内容的に第1作の続編と位置付けられており、再び怪盗ファントムが登場。「ピンクパンサーという名のダイヤモンド」をめぐる話で、主題曲も『ピンク・パンサーのテーマ』に戻り、それをバックに「アニメキャラクターのピンクパンサー」も再登場。

ドレフュスとケイトーらは第2作から引き続き登場しましたが、第2作で精神に異常をきたして大量殺人を犯した筈のドレフュスは主任警部の座におり、クルーゾーの方が警部から降格されています。

翌1976年の第4作『ピンク・パンサー3』はほぼ完全な『ピンク・パンサー2』の続編。主題曲『ピンク・パンサーのテーマ』、「アニメキャラクターのピンクパンサー」も前作同様に登場。

しかし、「ピンクパンサーという名のダイヤモンド」は登場せず、題名と内容が無関係でした。同作はドレフュスを演じるロムの大怪演編。ドタバタとパロディに徹した娯楽大作で、シリーズ中でも人気の高い作品です。

1978年の第5作『ピンク・パンサー4』は前作の続編ですが、ドレフュスの位置付けが前作とは繋がらず同作ではケイトーがクルーゾーの助手として活躍。

ケイトーはクルーゾーの「助手」と紹介される事が多いですが、過去3度の登場ではあくまでクルーゾー宅の使用人で捜査の助手を務めるのは同作が最初で最後となっています。

2』冒頭では巡査に降格されていたクルーゾーですが、次々と手柄を立てて主任警部に昇進。『4』では2度の勲章も受け名警部として世界に知られるようになっていきました。

シリーズの歴史
1960年代
1970年代
ピーター・セラーズ死後



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